全身の99%を占める＂毛細血管＂について

2021 12/11

2021年12月4日 2021年12月11日

こんにちは😊
発毛技能士の江頭です。

今回は毛細血管について！

私たち人間の血管のうち、
約９９％を占めているのが毛細血管です。

まず、毛細血管の働きは、
生きていくために必要な5つのもの
　① 酸素を届けて二酸化炭素を回収
　② 栄養素を届けて老廃物を回収
　③ 免疫細胞を届けてウイルスを退治
　④ ホルモンを届けて情報伝達
　⑤ 血流を調整して体温調節
これらを
全身の細胞の隅々に「運搬」し、
不要になったものを「回収」して戻ることにあります。

毛細血管には、
小さな隙間があり、そこから血液が微量ずつ漏れることで、

約３７兆個あるすべての細胞に栄養や酸素を届ける仕組みになっています。

毛細血管は、
太い血管から枝分かれして、体中のあらゆる臓器や器官に張り巡らされています。

すべての血管をつなぐと、
約10万キロメートルほどの長さ、地球２周半になると試算されています。

毛細血管自体も、
血液が流れ続けることで、みずみずしい状態を保ち健全な状態を維持しています。

ところがなんらかの原因で、
血管構造が破綻してしまうと、末端まで届かなくなります。

その状態が続くと、
毛細血管はボロボロになり、最終的には消失してしまいます。

人のいない街を「ゴーストタウン」というように血液の流れない血管を、

「ゴースト血管」と名づけられたそうです。

「ゴースト血管」は20代から始まる

私たちが生きていく上で、
とても大切な役割を担っている血液です。

しかし、
その血液が流れる血管のほとんどを占める毛細血管は、0.01mmと細いので、
様々な要因によってあっという間に老化し、その働きが衰えてしまいます。

すると、
血流が滞ってしまうために、カラダの隅々まで酸素や栄養素が行き届かなくなり、
また老廃物も溜まったままになるため、カラダにも不調が起きてしまうのです。

ゴースト血管は、
なんと20代から始まり、60～70代になると約4割もの毛細血管が消えてしまうと言われています。

毛細血管の働きが衰えると、カラダにさまざまな不調が起こります。

ゴースト血管になる原因

ゴースト血管が発生する原因の一つは、
加齢によるもので、年齢とともに血管も老化することで起こると考えられます。

ですが、最近では年齢に関係なく
２０代、３０代でもゴースト血管のある人が増えています。

それには、
睡眠不足、ストレス、食生活の乱れや欧米化でコレステロールや中性脂肪の増加など、

生活習慣が大きく影響しています。

傷ついた毛細血管は、睡眠中に修復されます。
今は若い世代を中心に睡眠不足の人が多いため、
傷ついた血管は十分に修復されず、
ゴースト血管につながります。

また、
甘いものの過剰摂取や大食いなどの食生活も血管に負担を与えます。

過剰な糖を摂取した際に体内で生成される成分が、血管の細胞を傷つけるので、血管の老化を加速させることがわかっています。

血管が衰えると？

血管が衰えると、血流が滞るため、心臓からでた温かい血液が、皮膚に届く頃には冷えてしまい、それが冷えとなります。

冷えは、
便秘や肩こり、むくみなどを引き起こします。

それだけでなく、
見た目の若さを左右する肌への影響もあります。

肌の毛細血管が衰えれば、
ターンオーバー（肌の生まれ変わり）がうまくいかず、乾燥やくすみ、吹き出物やごわつきなどの肌トラブルが起こります。

頭皮の毛細血管が衰えれば栄養がいかず、
髪から水分が失われてパサついたり、
抜け毛が増え薄毛になることにもつながります。

毛細血管の老化による血流の悪さがこんな症状を招く

毛細血管が老化し、血流が悪くなってくると、
カラダにはさまざまな不調が起こります。

血流が悪い＝血流が足りない

毛細血管が老化することによって、
全身の血流が悪くなると、
「身体」にも「心」にも
さまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。

では「血流が悪い」とは
実際にどのような状態なのでしょうか。

よく言われる血流が悪いイメージは
「血がドロドロ」というような、血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂質が増え、
生活習慣病を引き起こすようなものですね。

しかし、不調が起きている方の中には、
ダイエット中で油ものを控えている方もいて

「血がドロドロ」だから血流が悪くなっているとは考えられないという場合もあります。

あげたような不調は、
実はこうした「血がドロドロ」ということではなく、

「血流が足りない」ことが問題となっています。

日々の生活習慣やストレスなどが原因となり、
毛細血管が老化することで、
血管の働きが弱まり、
血が先端まで巡らなくなるという事です。

量を増やすことで質を改善することも見込めます。

充分な量の血液をきちんと全身に巡らせることができれば、毛細血管の衰えも防ぐことができるのです。

家庭でできる予防法！

毛細血管は消えてゴースト化しやすい半面、
血流を通せばすぐに復活させることが可能です。

まずは、
こまめな水分補給(質のいいお水)と睡眠を十分とり、毛細血管を修復させることです。

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そして、
食生活を見直す際は、血管のバリア機能を高める食材を取り入れるようにしてください。

たとえば、
「シナモン」に含まれる物質は、
毛細血管の細胞の接着力を上げ、血管の老化を防ぐ働きにつながります。

お菓子やお茶の香りづけに使われる香辛料ですが、今はパウダーが店頭に並んでいますので、紅茶やコーヒーに入れて飲む習慣をつけてみてください。

ほかにもスパイスの一つである、ヒハツや
当サロンでもお出ししているルイボスティーにも、シナモン同様の効果があります。

そして、
血流をアップさせるために効果的なのが
「スキップ」や「かかとおとし運動」が良いようです！

ふくらはぎは、
第二の心臓と呼ばれているので、ここを鍛えると全身の血流が上がります。

毛細血管をゴースト化させないために、
まずはできることから始めてみましょう。

毛細血管は日頃のちょっとした心がけで増やすことも可能です。

すでに毛細血管が減ってしまっていても、
血液を増やし、血流をよくするような生活習慣を意識することで、
健康なカラダへと変わっていくことができます。

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